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風花、手術を終えて。
最初に。風花の事でブログに本当に温かくそして力強いコメントを下さった皆様、メールや電話でご心配して下さった皆様、本当にありがとうございました。折れそうな気持ちが、皆様のおかげでどれだけ励まされ、支えになっていたか知れません。

何をどんな風に書いていいのか、ちょっと整理できないまま書き綴ってしまうかも知れませんが、昨日から今日の風花の事を。

風花、手術は無事終えることは出来ました。

昨日、かかりつけのT先生と一緒に手術をお願いする先生のいる病院へ向かいました。
到着し、風花の現状を診察して頂き改めて今回の風花の事についてお話しがありました。手術をお願いするためにその先生の元へ行ったのですが、先生から脊髄の神経が8割断裂しているような状態であること。手術をしても元に戻ることは難しい事を伺いました。風花のリスク等を考えると手術をしないという選択もあるという事を言われ、その選択は当然私がする事となりました。

でも、今回に至っては手術をする事を選びました。楽観的に考えた訳ではなく、今の風花の苦痛は手術をすることで軽減出来るでしょうし、断裂した神経に関しても手術してみないとわからないとも思って。やらない後悔よりやるだけやってあげたいとも思いました。でも、そういう選択はいつも苦しいですね。本当に苦しい。

そして、4時間強という長い時間の手術を終えて私の携帯に先生から連絡が来たのが夜7時半過ぎでした。

「風花!」と声をかけると「なー!」と大きい声で一声鳴き目を開けて私を見てくれました。そして疲れたのか、まだうとうと状態なのか、すぐさま目を閉じて寝入ってしまいました。
かかりつけの先生が「私が風ちゃんって声をかけても目を閉じてばかりだったのに・・・やっぱりわかるんですね。力を振り絞って一声鳴いたんですね」と仰りそれまで頑張って踏ん張っていたけれど涙がぽろりでした(●´ω`●)ゞ

執刀して下さった先生から手術の説明を受けた内容としては、風花の脊髄の断裂は右側1/3〜半分だったこと。そして術式としては圧迫されていた脊髄の神経を開放するために背骨ひとつ切って外したこと、骨をひとつ無くした分ぐらぐらしてしまう部分を4つのピン(だと思うのですが)でしっかり固定したとの事でした。

脊髄の圧迫と腫れが引いた時点で残った神経がどれだけ生きてくれるかは未知数だとも仰っていました。

かかりつけの先生の話によると、それはそれは見事な手術だったそうです。変な形に曲がって折れてるような状態であったため、ドリルをつかって脊髄ぎりぎりに穴を開けて骨を取り外し・・・云々という事だったそうです。多分良くテレビなどで見る人間のお医者様でもすごい手術されてますものね。きっとほんとうに際どい所を見極められる経験と腕で風花にとって必要な手術をして下さったんだろうなと思います。

今日、朝先生から連絡があり風花が元気でいると伺うことが出来ました。そして、よっちゃんが午後、風花の面会に来たので一緒に会いに行ってきました。丁度おしっこがでてしまったらしく、しきりに毛繕い!!をしているところでした。私達が呼んでもちらりと見るだけで後は必死にペロペロと・・・( ̄▽ ̄;)お話しを伺うと、朝ご飯もペロリと平らげたそうです。

背中の大きな傷はかなり痛々しいのですが、風花本当に強い子です!あんなに大手術をしたのに!!

となりのケージでは、わんちゃんがふーんふーんと不安からか鳴き通しでしたが、それも全く我関せずで・・。必要以上に怖がったり不安がる様子もありません。

下半身が動かないので、毛繕いもやりずらそうでしたが、でもたいしたものだとよっちゃんと風花の力強さに圧倒されました。

そんなわけで、短い時間の逢瀬?もながーい後ろ髪を引かれることもなくちょっと安心して帰途につけました。遠いので、次に風花に会うのは退院の時になってしまいそうです。本当は退院までそばについていてあげたいのだけれど・・うちでも待っている子達がいますのでこれは先生を信頼してぐっと我慢です。とはいうものの・・・・本当は私が寂しいです。

先生としては、楽観的な事は言えないでしょうから極力、今回の状態の場合の状況のみを話されました。

風花の現状とは、下半身不随で歩行と排泄は自力では困難だと言う事です。それは、真摯に受け止めています。悲観的でもなく、受け入れてるという感じです。

現実として、風花が退院して我が家に戻ってきたときから排泄のサポートやその他いろいろと始まりますものね。わーきゃー言っていても風花のおしっこは待ってくれませんし。ちゃんと出来るようしっかりおしっこのしぼり方(って変な言い方ですけれど)教わらねば!です。実はまだおっかなびっくりで体の向きを変えるのも出来ないので、これも教えていただこう!

でも、それを受け入れていると同時に希望は持ってます(^−^)甘い考えかもしれませんが、でもこればかりはわかりませんもの。それにまだ私は何もしていないですから。やれることがいっぱいあります♪だから、前を向いてます♪

そして、風花の今後を考えなくては・・と思う間もなく本当に有難いサポートのお話しをして下さって、もう言葉では言い切れない位感謝・感謝の気持ちでいます。Tタッチや温灸、介護用の高機能マット、リンパマッサージや、リハビリ専門の獣医さん、そして薬膳ご飯やハーブ・・・。実際に下半身が悪かった猫さんと暮らす友人の実践的なアドバイスもそうですし、ヒーリングをして下さる方々もそうです。こんな風に沢山の事を私だけだったらすぐに考えが及ばなかったかも知れません。差し出して下さった手を無にしないよう精一杯学びたいと思います。

風花が怪我をしなければ・・・怪我をしないことが一番です。今まで通り元気でお転婆でびゅんびゅん走り回る風花でいてくれたらそれが何より何より嬉しい事です。

でも。今こうして風花は怪我をしてしまいました。けれど、これから先その事を良かったとはさすがに言えないまでも、悪いばかりじゃなかったと言えるよう、頑張りたいです。

風花、手術を終えて。_a0059555_214773.jpg

カラーをしてます。術後無事麻酔から覚醒して、一鳴き後の風花です。

風花、手術を終えて。_a0059555_21471551.jpg

本当にもう、ぶれぶれですが・・・今日の風花です。毛繕いばかりして・・ほんとにもう〜!よっちゃんの手に顔を預けて。(お背中、見難いと思いますが、糸じゃなくホッチキスみたいな物で綴じられてます( ̄ロ ̄ll)考えるだけで背筋がぞぞぞ・・です。)


余談ですが・・。かかりつけのT先生が何度も「あ〜・・・風ちゃん無事麻酔から醒めて本当に良かった!!」と仰っていました。私もそれが実は一番不安だったので先生と何度も「ですね〜!!」と言い合っちゃいました。本当、今生きていてくれて良かったです!!!

とりとめもなく、長々書いてしまいました。読みにくかったかと思いますが読んで下さりありがとうございました。
Top▲ | by kikumarucats | 2009-04-21 21:37 | 風花 下半身麻痺・リハビリ
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